12.08.2010

「経済古典は役に立つ」


竹中さんの新書。
「経済古典は役に立つ」
アダム・スミスやケインズなどと聞くと、
なんだか小難しそう 。。。
と感じるかもしれないけど、
この本では、
"問題解決のスキルとしての経済古典"
という視点で書かれていて、
とてもわかりやすく、
現在の経済問題の解決の糸口が
見えてくるような一冊。

私が一番興味深く読んだのは
シュムペーター(Joseph Alois Schumpeter)の章。
シュムペーターの理論の中心概念、
"イノベーション" 
この概念を今こそ(今一度)考える(見直す)
べきでは? と強く思うので 。。。

「ケインズが正しいか、フリードマンが正しいか」
といった風に物事を考えがちな
政治家の先生方にも読んでもらいたい。